2024年3月21日、ラクホン大学(LHU)(Lac Hong University)にて、日本企業文化の特別講義に登壇しました。
LHUは理系・工科系に注力している私立大学で、ベトナムロボコン創作コンテストやアジア太平洋ロボコンコンテストなど、工学分野において数々の優勝経験がある大学です。
東洋学部の中に日本語学科が設立されており、学生さんたちは日本語はもちろん、その他にも日本の文化・地理・歴史・政治・経済・国際関係について幅広く学んでいます。
この日は、LHUで日本語を専攻する学生さんを対象に、代表の大喜多とパートナーの鈴木が、日本の企業文化と国際ビジネスに関しての講義を行いました。学生さんたちが卒業後の進路として日本とのビジネスに興味をもち、それを実現する上で必要となる実践的な知識を伝えることができ、同大学の関係者の皆さんと学生さんたちから感謝の言葉を多く頂きました。
代表の大喜多は、日本型の経営について、他との比較や事例を交えながら、ポイントを分かりやすく伝えました。「文化とは?」という根本の議論も展開され、学生さんとの対話の中から実践的なケーススタディも生まれ、多くの学びへとつながりました。「売り手よし、買い手よし、世間よし」の「三方よし」という経営のあり方についても、学生さんの中で理解が深まったものと思います。
パートナーの鈴木は、国際マーケティングをテーマに、「橋渡し」の役割とその重要性について、実経験を交えながら伝えました。この日は、アン・トゥーさんの通訳を通しての講義でしたが、将来の「橋渡し」としての役割をになう学生さんたちと、対面でコミュニケーションができたことは非常にうれしい気持ちです。聞かれた質問に対して、しっかりと自分の意見をいう学生さんたちの頼もしさを実感しながら、非常に楽しく講義を進めることができました。最後には、ベトナムコーヒーという事例を使って、おのおの日本でのマーケティングを楽しんでくれていました。
わたしたちの夢は、世界中の人が、国境や文化、言語などの違いを乗り越えて、仕事や交流を通じてお互いを理解し、信頼関係を築き、幸せになること。今回の取組みは、その夢の実現に向けた一歩となりました。今後もベトナムをはじめ、世界中の国々で日本企業文化の特別講義を実施していきたいと思います。